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コルグ シンセサイザーT2の修理(その1) [修理と改造]

長年使ってきたシンセが故障してしまいました。
コルグのT2EXという1990年に買ったシンセ。
デジタルシンセとしてベストセラーとなったM1の後継機種。
s-P20100227_090.jpg
1989年にTシリーズは登場して、翌年にはオプションのRAMボードが製品購入時から実装され、製品型番の後ろに"EX"と付きました。
買った当時は、内蔵シーケンサーを使って曲作りに励みました。
でも製品個体の不具合なのか、シーケンサーのテンポが不安定(笑)で苦労しました 。
当時のCPUの性能では、同時発音数を一定確保しつつ、テンポに影響が出ないような処理速度までには至らなかったのかもしれません。
後継機の01/Wは、シーケンサーのトラック数が増えたものの、
シーケンサーの小節表示画面では、キーを離してもカーソルがツツツーと先まで進んだりして、当時のパソコンの出来の悪いワープロソフトみたいな感じでした。
ソフトウェアが求める処理速度にハードウェアが付いていけないという懐かしい時代です。
話は戻って、
このT2EX、73鍵であるという使い勝手の良さと、「使える」音が多く、プロミュージシャンも結構使ってました。
さすがに内蔵されている音源は古いものの、80~90年代の音楽中心の私にとっては、キーボード専門担当じゃないし、まだまだ現役機種です。
なお、このTシリーズシンセは、音設定バックアップのメモリー保持をボタン電池でパックアップしているため、何年かごとに内蔵電池を交換する必要があるのは有名な話です。
さて、
久しぶりにバンドをやるというので、その準備でシンセを使おうと電源スイッチを入れたところ、電源が入りません。
昔、窓際に置いていて結露したせいか、故障して修理に出したことがあります。
しかし、すでに20年経っていますので、
修理に出しても、もう部品がないと言われるのは目に見えています。
自分で修理するしかありません。
(その2へ)
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コルグ シンセサイザーT2の修理(その2) [修理と改造]

(その1からの続き)
さて、いよいよ修理です。
電源が入らないT2EX、中を開けてみました。
これまでもボタン電池交換のため2、3回は中を開いています。
電源部は独立した基板になっていて、そこにあるヒューズが飛んでいます。

各部へ電源を送るための配線コネクタを全部はずし、電源部単独にして電源を入れてみましたが、瞬間でヒューズが飛んでしまいます。
電源部基板内のどこかでショートしているものと思われました。

s-P20100227_091.jpg余談ですが、今回しげしげと内部を眺めていると、鍵盤裏の基板部にYAMAHAの文字があり、コルグのシンセなのにヤマハの基板を使っていました。
コルグとヤマハはシンセではライバルなのに、基板を競争相手から買っているのが面白いですね。
追記:当時からヤマハはコルグに資本参加していたそうなので、部品の融通は当然のようです。
さて、最初に疑うのは電解コンデンサの劣化です。
電源回路の解析も故障箇所の推定も出来ない私ですので、頭使うより体力勝負ということで、電解コンデンサを総取替えすることにしました。
電源基板は、部品点数も少なく、電解コンデンサの数も7,8個です。容量と耐圧をメモって秋葉でコンデンサを購入し、総取替えしました。
電解コンデンサは基板からはずすと、底面から電解液が漏れている不良品が見つかったりしますが、今回はいずれも見た目は正常でした。
で、再度ヒューズを付け替えて電源ON。残念ながら瞬間でヒューズが飛びます。
コンデンサの不良ではないようです。
s-P20100306_120.jpg
周辺の小さいダイオードやブリッジダイオードも交換しましたが、これも関係なし。
ついに、最後の牙城、電源部の中央にヒートシンクの鎧を付けて鎮座している2個の部品、ひとつはFET、もうひとつはショットキーバリアダイオードに手を付けざるを得ません。
二十年という年月は、これら二つの部品とも同型番はすでに製造中止。
秋葉原の高架下とラジオデパートで同等品を買いました。
こういうときには、秋葉のパーツ店にいる老練なおじさんは頼りになります。
ちょっと調べて、「多分これなら使える」って言って同等品を出してくれます。

この2個を交換して、電源を入れてみます。
結果はOK。コネクタも再度つないで、ついでに内蔵ボタン電池も交換して、底蓋をとりつけて復活。
液晶表示部が以前より少し暗くなったような気もしましたが、特に問題ありません。
ここまでやってダメだったらお先真っ暗でしたので、めでたしめでたし。
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