So-net無料ブログ作成

湯谷温泉 [鳥取の地誌・天候・自然]

ss-P20090823_157.jpg先日のサイクリングで行った、鳥取市河原町の奥にある湯谷温泉。
湯谷荘という共同浴場が一軒あるのみです。
泉源は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」。温度は29度なので追い焚きしているのでしょう。
湯谷荘のまろやかで気持ちのいいお風呂をあがると、畳敷きの広い休憩室があり、
のんびりできそうです。
昼過ぎだったので、建物の奥にある「せせらぎ食堂」の「せせらぎそば」を食べました。
お客はワタシひとり。食堂に勤めているおばちゃん達もちょうど昼の休憩の最中でした。きっと地元のお母さん達なのでしょう。「どうぞ、かまわずに休憩しててください」って言ったのですが、ワタシが入ると皆さんそそくさと奥に入っていきました。
他にお客さんが居なかったせいか、愛想の良い男前のお客さんだったせいか、オマケで紅ズイキとミョウガの酢漬け、さらにスイカのデザートまでいただきました。
これらは、きっと、おばちゃんの誰かが家から持ってきたものかもしれません。こういうゆるーいところが田舎ならではの良さです。
この近くの湯谷集落では昔からお湯が出ていたので、近年、川の反対側のこの地にも井戸を掘って温泉にしたようです。
湯谷集落では、昔は露天掘りでお湯が出ていたそうですが、もっとお湯の温度を高くしようということで、江戸時代末期に一軒の家が庭に井戸を掘ったそうです。それでも温度は34度(湯谷荘の29度よりは高い)。
その民家と井戸は公開されていませんが、たまたまその家のご主人が知人だったので聞いてみたところ、
集落の中でお湯が出るのは一軒だけだそうです。昔のことだからそんなに深く掘っていないのではないかとのこと。34度でも夏に汗をざっと流すくらいなら、沸かさなくてもいいらしい。
湯谷荘の営業時間は、8:30-20:00で金曜定休(2009.8現在)。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

因幡と伯耆の国境(海沿いの) [鳥取の景色]

新全国歴史散歩シリーズというポケット版の本の「鳥取県の歴史散歩」に、因幡と伯耆との海沿いの国境について記載がある。
ss-ホキの字.jpg「・・・。国道9号線を西に進むとかつては道の左側に小さな滝があった。ここが青谷町と東伯郡泊村の境界つまり因幡国と伯耆国の国境である。山が断崖となり小川が海に落ちる所でほき(gumby注記:「山」かんむりの下に「川」の字。歩危とも峰岐とも書き、崖沿いの難所のこと。)とよばれているがここを過ぎるともう伯耆の国である。」
かつては、日本海の荒々しい岩場があり、そこに迫る断崖から小さな滝が流れ落ちている場所であったのでしょう。昔の荒涼たる景色に想いをはせると、なぜかそそるものがありました。
今はどうなっているのだろうか、今でも荒涼たる場所なのだろうと、ずっと興味があった。
鳥取から倉吉・米子方面に車で行く場合は、途中から山陰道(高速)に乗ってしまうので、その場所は通らない。
八束水で山陰道に乗らずに9号線一般道を走り、路肩に湯梨浜町の標識が現れるのを注意しながら進むと、集落から離れた海沿いのゆるいカーブの寂しい場所にありましたよ、国境がありました。
断崖(といってもさほど高くはないが)と岩場との間を立派な9号線は通っていますが、その路肩にかつての国境である市町の境があります。
ホキの滝跡解説付.jpg車を止めて近づいて観察します。その付近の断崖はコンクリートで覆われていますが、国境のところには、なぜかコンクリートの梁のようなものが出っ張っています。一見すると断崖を補強する梁のようにも見えるのですが、近づいてみると、下は路肩の排水溝につながっており、梁の中は空洞みたいで、垂直に立っている排水溝(四角い導水管)のようです。つまり、昔の滝を四角い排水管で覆ってしまったようです。おお、発見だぁとうれしくなりました(推測が正しければネ)。排水管からの水音はしませんが、まわりの崖が濡れており、滝として流れていた水脈が変わってしまったのかもしれません。
その横には、嘉永三年と刻まれた不動明王みたいな石像と石灯籠があり、ちゃんとお花が飾ってありました。
昔の旅人は国を越えるにあたって、ここで先の道中の安全を祈ったのかもしれませんね。
道路も崖もきれいになり、滝も見えなくなってしまったものの、山陰道の開通によりこの道の交通量が激減したおかげで、日本海の荒波が迫るこの国境も往時の雰囲気だけは取り戻したようでした。

2009.11.4追記: 別の本によれば、江戸時代の伯耆街道は、この崖下を通らずにこの上の尾根を通っていたとのことです。

ホキ(旧山陰道の因幡・伯耆の国境)



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:旅行
メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。