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BD-1などミニベロへのミッドシップ荷物積載方法 [サイクリング]

(平成23年5月)
○ミッドシップ方式の利点
皆さんはBD-1でロングツーリングするときに荷物をどのように積んでいるのでしょうか。セキサイダーを付けてる人も多いかもしれません。
少量の荷物であればリュックで背負ってもいいが、荷物が重くなると腰に負担がくるだろうし、とっさの時に体のバランスをとりにくいかもしれない。
そんなわけで、私は、当初からハンドルと体との間にリュックをぶら下げていました。(画像は2002年BD-1購入直後のヒトコマ)
当初の積載2002年.jpgハンドルにカラビナを付けて、そこにリュックの側面についている締め紐を通している。これだけではリュックを支えきれないので、結果的にリュックの底はフレームの上に乗ることになる。
この積載方式の利点は、①荷物が自分の前にあるので見えて安心、②サドルにすわったまま荷物にアクセスできる、③ハンドルに適度の抵抗がかかり、ハンドルのふらつきが減少する、といったことだ。リュックがフレームの上に乗っているため、ハンドルを大きく切るときに抵抗があるが、ハンドルを大きく切るのは押し歩き以外ではほとんどないので安全上も問題ない。
○現在のやりかたでの問題点
ただし、問題点はある。
①リュックの底がフレームに乗っており、リュックの重みの大半をフレームで支えている。走行中の振動と中の荷物のバランスにより、リュックの底が右か左にずれてくるので、時々手で直してやる必要あり。
②リュックの底がフレームに乗っているので、重い荷物を載せると、リュックの底とフレームが擦れる。雨中走行で、跳ね上げた砂がその間に挟まると、フレームに細かい傷が付く。
・ハンドルと膝との間に荷物を吊り下げる(置く)ので、リュックが厚いと膝にあたる。身長170cmの私のライディングポジションや足の長さからすると、ハンドルと膝との間のクリアランスは15cmぐらい。リュックは、荷物を入れると膨らんでしまいがち、というか、たいていのリュックはそういう形状なので、この辺が微妙なところである。
ということで、長年やってきたミッドシップ方式の徹底改善をはかることといたしました。

○解決のアイデア
ハンドルステムと膝とのクリアランス15cm以下の厚みでありながら、容積をかせぐために、なるべく幅の広いバッグが必要。かつ、輪行時にチャリを折りたたんで歩く時には、背負えるリュックが良い。
こんな都合の良いバッグは無いだろうと思っていたら、いけそうなのがありました。スゥエーデンのフェールラーベン(FJALLRAVEN)というブランドの「カンケンバッグ」。スゥエーデン版布製ランドセルとでもいうような、オールドファッションながらスクエアでシンプルなデザイン。標準サイズやミニサイズの他に、マキシカンケン・ビッグカンケンという大き目のサイズもある。マキシカンケンは、厚みがぎりぎり15cm以下で、容積は18リットルある。1~2泊のサイクリングに使えそうだ。さらに、ファスナーを広げると厚みは増して、プラス9リットル増える。この拡張した状態でのBD-1取り付けは膝とのクリアランスの関係で無理だが、容量が大きいのでチャリ以外の用途での使いまわしもできそうだ。
なお、標準サイズのカンケンバッグはカラーも豊富だが、このマキシカンケンのカラーは三種類程度に限られている。
肩ヒモは、使わないときはスナップでバッグ側面にピタッと収めることができる。普通のデイパックの場合、いろいろな紐がイカの足のように垂れ下がっていて、BD-1に付けたときにかっこいいものではなかったが、これなら外観もすっきりとする。
ただし、シンプルなデザインゆえに、余計なストラップが無いので、このままではハンドルに吊り下げるのはむずかしい。
そこで、これまで実施していた「バッグをハンドルに吊り下げるが、重量のほとんどはフレームで支える」方式を改めて、「ハンドルステムにバッグを受ける台座(キャリア)を取り付けて、そこでバッグ全重量を支える」方式とした。


○キャリア (バッグ台座)の製作
キャリアは、輪行時の脱着を容易にするため、面ファスナーテープ(マジックテープ・ベルクロ)でハンドルステムに固定することとした。
バックの重さと上下動でかなりの力が加わるため、ステンレス製の丈夫なアングル(12cm・12cm×3cm)を使用し、バッグの底面サイズに合わせてアルミ平棒[幅25mm厚さ1.5mm]とアルミチャンネル[幅1.6mm厚さ1.mm]で枠(幅260mm×95mm)を作った。
midship01.jpg
とりあえずステンレスアングルとアルミ枠だけの試作状態でBD-1に装着し、少し走って不具合をチェックした。その結果、①台座が左右に傾く(水平方向の傾きが生じる)、②台座がハンドルステムを中心に回ってずれてくる、③バッグの底が台座からずれて落ちてくる、といったことが判明。①の対策:ハンドルステムとキャリアを密着させるため、ステンレスアングルにステムの円周に合わせた「あて木」を貼り付ける、②の対策:台座自体が左右に回るのを防ぐために、ハンドル折り畳み部に当てるストッパーを付ける、こととした。
③の対策:これが一番難問。ゴムひもでバッグを台座にしばり付けるのはバッグが傷む。バッグに紐を付けて台座に固定しても、バッグが変形してうまくいかないかも。いろいろ思案したが、結局、バッグを固定するためのストラップを、左右別々にハンドルから台座まで斜めがけ(たすきがけ)することとし、台座にストラップを取り付ける部分として、手持ちの家具ドア用取っ手を取り付けることとした。
midship04.jpg
(バッグにハトメを付けて試したりもした)

midship05.jpg
(台座回転防止のストッパー部分。長さと角度を慎重に決定)

○ミッドシップ積載に必要なモノ
結果的に、このミッドシップ搭載方式で必要なものは次のとおりとなりました。
・バッグ:フェールラーベン(FJALLRAVEN)製マキシ・カンケン。みなとみらいの直営店でサイズや色を見ながら選びました。
・キャリア(台座):
ステンレスアングルとアルミ棒(平棒・チャンネル)で自作。ストラップ取り付け用に家具用のドアハンドルを利用。
・キャリアとハンドルステム固定用ストラップ:
百均で三本一組(赤黒青)で売っていた電気コード束ね用のマジックテープ2本。長さもぴったりだし、ぎゅっと締められる。色を揃えたいのなら、2セット買うべし。
・バッグ底部固定用:百均(ダイソー)旅行グッズコーナーで売っていたカバン用ショルダーベルト2本。両端にフックが付いているが、バックルをとりはずして、片側(長いほう)のみを使用。
・バッグ全体固定用ストラップ:
バッグをハンドル側に押し付けておくためのもの。シンプルなバックル式(徳尾錠というらしい)の布ベルト。長さは1.5m位必要。面ファスナーテープ(マジックテープ)でもよい。ただし、両面全面がひっつく新しいタイプの面ファスナーテープをDIY店で買ってきたものの、付けはずし時にあちこちにくっついてやや扱いづらかった。
・バッグ命綱:
万一、固定用ベルトからバッグ離脱し地面に落ちて惨事にならないために、いちおうバッグの手提げとハンドルとをゆるくつないでおく。短いマジックテープでOK。
ストラップ類は、最初、DIY店で買っていろいろ試したが、結局は、百円ショップのものが使いやすいものが多かったです。百均ばんざい。
・バッグ型保持の板:
バッグのスクエアな形状を維持し、底面を安定させることと、バッグ背面(ポケットの有る側)が膨らまないようにするため、中に2枚の板を入れた。底面用はサイズを合わせてカットした木の板、背面は百均で売ってたB4サイズのバインダー。地図とかをはさめるのでちょうど良いかも。
midship07.jpg
(キャリア完成品。緑色は傷防止のゴム薄板。)
midship08.jpg
(キャリア背面)
midship06.jpg
(ストッパーがハンドル折り畳み部に上手くあたっている。)
midship09.jpg
(バッグの中に入れた板)
midship10.jpg
(付けはずしは、まあまあ楽ちん。)
midship11.jpg
midship12.jpg

○インプレッション
・バッグに適当に荷物を詰めて何キロか走ってみたが、ほぼ安定しており、荷直しの必要はなかった。ハンドルから台座まで斜めにかけたストラップが、ちょうどカゴのようにバッグを包み込んで固定し安定するようだ。
・ハンドルステムに荷物の慣性が加わるため、走行中のハンドルが安定する。
・膝とバッグとのクリアランスの関係で、バッグの背面についている小物ポケットにはあまり物を入れないほうがよい。
・ステンレスアングルの上端がバッグに当たり、バッグがこすれて色あせした。アングル上部に保護のために薄いゴム板を付けたが、そのゴム板がかなりこすれている。思わぬところに思わぬ力が加わるようだ。これはもう少し観察必要。
・ハンドルステムに密着するためにステンレスアングルに付けた当て木には、かなりの力が加わってるだろう。耐久性は少々心配。

とりあえずはうまく行った感じ。重い荷物を入れて走ってみたりして、もう少し検証していくつもりです。
ミニベロの形状に合わせたバッグを作れば、もっと容量の大きなものもできるはずです。どこかの専門店で作らないかなぁ?
後記:その後に実施したキャリアの改善・補強の記事は、ページ下にあるトラックバック1を参照ください。
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