So-net無料ブログ作成

因幡と伯耆の国境(海沿いの) [鳥取の景色]

新全国歴史散歩シリーズというポケット版の本の「鳥取県の歴史散歩」に、因幡と伯耆との海沿いの国境について記載がある。
ss-ホキの字.jpg「・・・。国道9号線を西に進むとかつては道の左側に小さな滝があった。ここが青谷町と東伯郡泊村の境界つまり因幡国と伯耆国の国境である。山が断崖となり小川が海に落ちる所でほき(gumby注記:「山」かんむりの下に「川」の字。歩危とも峰岐とも書き、崖沿いの難所のこと。)とよばれているがここを過ぎるともう伯耆の国である。」
かつては、日本海の荒々しい岩場があり、そこに迫る断崖から小さな滝が流れ落ちている場所であったのでしょう。昔の荒涼たる景色に想いをはせると、なぜかそそるものがありました。
今はどうなっているのだろうか、今でも荒涼たる場所なのだろうと、ずっと興味があった。
鳥取から倉吉・米子方面に車で行く場合は、途中から山陰道(高速)に乗ってしまうので、その場所は通らない。
八束水で山陰道に乗らずに9号線一般道を走り、路肩に湯梨浜町の標識が現れるのを注意しながら進むと、集落から離れた海沿いのゆるいカーブの寂しい場所にありましたよ、国境がありました。
断崖(といってもさほど高くはないが)と岩場との間を立派な9号線は通っていますが、その路肩にかつての国境である市町の境があります。
ホキの滝跡解説付.jpg車を止めて近づいて観察します。その付近の断崖はコンクリートで覆われていますが、国境のところには、なぜかコンクリートの梁のようなものが出っ張っています。一見すると断崖を補強する梁のようにも見えるのですが、近づいてみると、下は路肩の排水溝につながっており、梁の中は空洞みたいで、垂直に立っている排水溝(四角い導水管)のようです。つまり、昔の滝を四角い排水管で覆ってしまったようです。おお、発見だぁとうれしくなりました(推測が正しければネ)。排水管からの水音はしませんが、まわりの崖が濡れており、滝として流れていた水脈が変わってしまったのかもしれません。
その横には、嘉永三年と刻まれた不動明王みたいな石像と石灯籠があり、ちゃんとお花が飾ってありました。
昔の旅人は国を越えるにあたって、ここで先の道中の安全を祈ったのかもしれませんね。
道路も崖もきれいになり、滝も見えなくなってしまったものの、山陰道の開通によりこの道の交通量が激減したおかげで、日本海の荒波が迫るこの国境も往時の雰囲気だけは取り戻したようでした。

2009.11.4追記: 別の本によれば、江戸時代の伯耆街道は、この崖下を通らずにこの上の尾根を通っていたとのことです。

ホキ(旧山陰道の因幡・伯耆の国境)



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。