[約50km 休憩・入湯・昼食・あちこち見ながらチンタラで6~7時間。走行日:2009/8/23]
鳥取市の南端にある佐治(さじ)の長い谷を下ってみました。
下って一気に用瀬(もちがせ)まで出るのは単調なので、途中で尾根を乗り越えて一つ北の谷に入り、湯谷温泉に浸かってから鳥取市街に戻るルートです。
●栃原

スタートは、佐治の一番奥にある標高500mの栃原集落。国道482号線ですが、車どおりはほとんどありません。この奥は、岡山との県境の辰巳峠です。
ここまでは、折りたたみチャリを輪行袋に詰め込んで路線バス(鳥取駅前7:30発の栃原行)で上がってきました。
朝の佐治方面行きは逆方向なので、バスもガラガラです。
(注意:一般論として、路線バスへの持ち込みは、折りたたみチャリでも断られる可能性があると考えたほうがよいかもしれません。特に乗客が多いときや、複数人数での持ち込みは避けたほうが無難でしょう。)
さて、栃原をスタートし、大井集落付近まで下っていきます。まっすぐ下っていくと、ペタルをほとんどこがない状態ですが、途中いくつか寄り道しました 。
●山王滝
佐治川ダムのダム湖の手前で、「たんぽり荘・山王谷キャンプ場」の標識を目印に横道に入っていきます。山王滝の案内標識は国道には無かったようでした。山王滝は、山荘・キャンプ場の奥の山を入ったところにあり、チャリを降りてちょっと歩きます。水量も多く、切り立った崖に囲まれた幽玄な滝です。
●佐知川ダム・やるき地蔵
ダムはさほど大きいものではないので、ダム湖による上流の景観の変化も最小限です。
やるき地蔵へは、佐治川ダム横の国道トンネル出口から400m先にある左の小道に入ります。この小道を下って、川沿いの道にぶつかって左折し、少し上流に上がるとあります。
今回は、やるき地蔵まで近づかずに遠くから拝むだけにしました。
●川沿いの集落・佐治石・「かみんぐさじ」

道に沿ってところどころに集落があります(谷の上にも集落がある)。鳥取市街からさほど遠くないせいか、見た目は山村の限界集落という感じはしません。当日は、住民のみなさんで佐治川の草刈をしていました。人が減ると、こういう地域の維持管理も大変なことだろうと思います。
かつてはこの地の名産で今は採取禁止となった「佐治石」は、沿道のところどころに飾ってあります。
和紙工房「かみんぐさじ」に立ち寄り、和紙は買わずに、佐治谷ばなしのCD(それも地元の人が語っているバージョン)と本を買いました。
川沿いに一本だった道が、細尾集落から先は、しばらくは川の両側に道が通っています。もちろん、集落の続く旧道を走りました。

川の左岸に茅葺屋根の民族資料館というのがあるが、閉まってます。その手前にコーヒー&ケーキの店があるので、寄ってみるのも良いかもしれません。

●尾根登り(津無集落へ)
このまま下っていくと、すぐに用瀬です。しかし、今回は佐治谷北の尾根を越えて、尾根の上にある津無集落を通って、北の谷に降りて、湯谷温泉をめざすことにします。
佐治中学から500mのところ(エネオスGSの先)を左折して、佐治谷とお別れ。左折すると、「→津無」の標識が目に入ります。いよいよ尾根越えです。この付近は標高100m強ですので、本日スタート地点の栃原から400m近く下ってきたことになりますが、ここから急坂を標高350mぐらいまで登ります。
先日、愛車ノーマルBD-1のスプロケットをメガレンジ34歯に換装しましたが、軟弱な我が体質とこの姑息なギアでは、とてもこの急坂は登れまへん。陽が差して暑くなってきたし、さきほど「やる気地蔵」をちゃんと拝まなかったタタリでしょうか、やる気も早々に消えうせて、早々にチャリを降りて押して登ります。
この尾根越えは、いくつか道が分かれているので、事前によく地図を確認しておくことが肝要です。かく言うワタシも、一箇所うっかり道を間違えて余計に坂を登ってしまいましたorz

途中にある津無集落は、比較的大きな集落です。以前、車でここを訪れたときに、よくもこんな急なところに集落があるなぁと驚いたものです。体力のある人は、集落内を廻ってみると急斜面に家のある集落の全貌がよくわかると思います。
佐治谷の底から見てもわからないし、想像もつかないのですが、実は、津無集落のある佐治谷北側の尾根は、準丘陵地帯になっていて、水田や梨畑が広がっていて、昔から農業の盛んな地域のようです。
●神馬集落

へろへろになりながら登っていくと、津無の集落の北に、ヤブツバキの茂る田岡神社が見えてきます。これを過ぎてもまだ登りは続くが、勾配もゆるくなってきて、T字路を過ぎると、道は急な下りへ。木立の間から、谷のどんづまりの斜面に広がる河原町神馬集落が見え、急傾斜地に梨畑があります。尾根越えの達成感とともにちょっと感動する風景です。
ちょくちょくチャリを止め、パノラミックな神馬集落の景色を楽しみながら、ずっと下っていきます。
●湯谷温泉~河原

神馬集落を下り、小河内集落を抜け、曳田川を渡ると、川沿いの道にぶつかります。このT字路を左折し川上に登って約1kmで湯谷温泉です。
温泉と言っても、旅館があるわけではなく、村の共同浴場みたいなのが一軒あります。
そこで風呂に浸かって、施設内の食堂で昼食をとると、いい気持ち。
温泉のすぐ下にある川沿いの東屋で昼寝したくなりましたが、そこは我慢。
あとは、河原町河原までずっと下り。
そこから千代川西岸沿いの集落をたどりながら、鳥取市街に戻りました。
(カシミール3Dによる実走行の断面図:クリックで拡大)
(電子国土によるコース概要)
2009-08-24 20:15
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